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東京 都 世田谷 区 山本クリニックの美容外科はレーザー治療・レーザー外科が専門です。
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これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御気持ちは大変よく判ります。

「ここをおして」をクリックされてください。


++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
なかでも
「 髄内動静脈奇形,spinal intramedullary arteriovenous malformation」

「巣:nidus」の「大きさ」
あるいは
「フイーダー:feeder:栄養血管」
「ドレイナー:drainer:流出血管」の名称

「本物の血管撮影」=「カテーテル血管撮影」の
結果の御記載が止むを得ずもありません。

「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」

難易度の高い「病態」です。

お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

「リハビリテーション」を重ねるのが最大の「治療戦略」
であるように今の私は考えます。

「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
は「「大きさ」ではありません」。

そして
「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」いずれも同じですが。
とりわけ
「 髄内動静脈奇形,spinal intramedullary arteriovenous malformation」
の場合は
「シャント量」という「動静脈奇形:AVM」が
「動脈」=>「静脈」に流入している「血流量」が
「最大の「治療戦略」の指標になる」ことを御銘記下さい。

これは私の考えです。だから間違っているかもしれません。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++++

#1
##1

山本先生
 
 私の息子(36歳)は6~7年前から両下肢の痺れ・便秘・排尿に
時間が掛かる等の症状を訴え、整体等での治療を
続けましたが効果がありませんでした。

最近になって病院でのMRI及び血管造影検査の結果、胸髄10番の髄内の
脊髄動静脈奇形(AVM)だと診断されました。
 
 昨年の12月中頃、ある病院の脳神経外科に入院期間4日間の予定で入院し、
マイクロカテーテルによるNBCAを用いた塞栓術を行いました。
この血管内手術を行う直前の症状は
左下肢の麻痺(病室まではびっこではあるが歩けた)・
ひどい膀胱直腸障害(尿道カテーテルを挿入しないとは排尿出来ない状態)
に悩まされました。
 
 勿論、手術前には主治医からリスク
(NBCAが前脊髄動脈へ逆流し両下肢麻痺の悪化・
NBCAが静脈へ流れ脊髄出血の原因になる・血管の穿孔によるくも膜下出血)
の説明は受けましたが、症状の改善を期待して手術に同意しました。

主治医から外科手術の方が塞栓術よりももっとリスクが高いので、
塞栓術の方を選択したと言う説明はありました。
 
 手術の結果、
「ナイダスの3分の2を塞栓でき(根治は出来なかった)、
心配していた前脊髄動脈への逆流はなく前脊髄動脈は残りました。
静脈圧が下がれば、症状の改善が期待できる。」
と手術直後、主治医から説明を受けました。

術後まもなく1ケ月になろうとしていますが、
手術直後から左下肢が手術前より動かなくなり立つことも歩くことも出来ません。
膀胱直腸障害も全く改善されず
尿意がないため間欠的自己導尿に頼っています。
便は座薬や浣腸をしないと自力では出せません。
 
 ある専門病院のホームページに
「血管内治療によって根治することが出来ると判断されればこれを選択し、
そうでなければ根治性の高い外科手術を選択しています。
根治に至らない姑息的治療は一時的な症状の改善は得られますが再発を招き病態を
悪化させるため行っておりません。
初期治療において根治性が得られるかどうかが治療方針の上で重要と考えております。」
と書かれていました。
 
 術後、主治医か
「ナイダスの血管は細いのでマイクロカテーテルが奥まで入らないため
NBCAによって完全に塞栓出来なく、3分の1は残った。」
と説明されましたが、このことは結果的には根治出来なかったわけですから、
姑息的治療ではなかったのではないかと疑問に思っています。
 
 長々と述べましたが、
リハビリで果たして症状の改善が期待出来るのかどうかと、
塞栓術以外に再治療としてどんな方法をとれば
よいのか、アドバイス下さい。よろしくお願い致します。」
との事です。


#2
##1
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
に関しては。
「画像診断」で見つかった場合
「症状・症候」の出現に「2種類」あります。
=>##2

##2
###1
「動静脈奇形:arteriovenous malformation:AVM」の
「マス・エフエクト:mass effect」=「神経組織を圧迫効果」
による「症状・症候」の「有無」
###2
「血液のシャント量」*による「神経組織への血液循環の虚血効果」
による「症状・症候」の「有無」

です。

「血液のシャント量」とは
「動静脈奇形:AVM」が「動脈」=>「静脈」に流入している「血流量」
のことです。

##3
「マス・エフエクト:mass effect」=「神経組織を圧迫効果」
に関しては
「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」のいずれも
「巣:nidus」が大きければ「神経組織を圧迫効果」は大きく
「症状・症候」が出現致します。

##4
「血液のシャント量」という
「動静脈奇形:AVM」が「動脈」=>「静脈」に流入している「血流量」
に関しては
「血液のシャント量」が多ければ「手術」の適応になります。
「血液のシャント量」が少なければ「手術」の適応にはなりません。

##5
「マス・エフエクト:mass effect」=「神経組織を圧迫効果」が大きな
「巣:nidus」の「動静脈奇形:arteriovenous malformation:AVM」
の場合は「いきおい「血液のシャント量」も大きい」。
よって
「手術」の適応になります。

##6
「血液のシャント量」が少なく「巣:nidus」も小さな
「動静脈奇形:arteriovenous malformation:AVM」は
「画像診断」でみつかっても。
何ら「画像診断」を行うに到った
「症状・症候」とは関連は少ないはずですから「手術」には
到りません。

#3
##1
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
は極めて「脳神経外科専門医」にとって難易度の高い「病態」です。
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
に関する
「本物の血管撮影」=「カテーテル血管撮影」の意義について御記載
致します。


##2
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の「治療戦略」にあたり
「本物の血管撮影」=「カテーテル血管撮影」の重要性はたかく
「本物の血管撮影」=「カテーテル血管撮影」がなければ始まりません。

##3
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の「治療戦略」にあたり。
「本物の血管撮影」=「カテーテル血管撮影」情報がなければ
得られない
必要かつ重要なな「キーポイント」がいくつかあります。
=>##4

##4
1・
脊髄動静脈奇形の存在診断
2・
他疾患との鑑別,
3・
断面での部位診断
4・
脊髄動静脈奇形の分類
5・
栄養血管の同定,
導出静脈の同定,
6・
血行動態:動静脈瘻の大きさや速さ
7・
動脈瘤や静脈瘤の合併
8・
脊髄そのものの変化(虚血性変化,出血,脊髄空洞症の「有無」など)
9・その他
があります。

##5
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」

病変の存在診断のみであればMRIは有用です。

##6
けれども
実際の治療するに当たり「本物の血管撮影」=「カテーテル血管撮影」
なしで。
1・
脊髄動静脈奇形の分類
2・
栄養血管や
導出静脈の同定を

行うことは全く不可能です。

##7
この「1・」「2・」
を「しっかりと同定」することに「脳神経外科専門医」は
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」の
「治療戦略」の「エネルギー」の大半を費やすことになる。

##8
また
小さな「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
は「MRI:核磁気共鳴診断装置」ではうつらないが
「本物の血管撮影」=「カテーテル血管撮影」では
映ります。

#4
##1
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
は極めて「脳神経外科専門医」にとって難易度の高い「病態」です。
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
に関する
脊髄MRIの意義について御記載致します。

##2
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
が存在するがゆえの
脊髄実質の変化の描出はMRIでないと不可能です。

##3
けれども脊髄MRIにもうつらない
「小さな「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
は血管撮影でないと描出できません。

##4
このような意味でMRIとカテーテル血管撮影は相補的な役割があります。

##5
今現在では
臨床症状から脊髄動静脈奇形を疑った場合
MRIで血管病変が描出されない場合でも,
カテーテル血管撮影が適応になりますし行わねばなりません。


#5
##1
上記#3・#4を踏まえたうえで
御相談者の御相談内容要旨御記載を再確認させていただきます。

##2
「MRI及び血管造影検査の結果、胸髄10番の髄内の
脊髄動静脈奇形(AVM)だと診断されました。」
との事です。

##3
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
止むを得ずも
「巣:nidus」の「大きさ」の記載がありません。

##4
#3##4の「重要なポイント」のうち
-------------------------------
##4
1・
脊髄動静脈奇形の存在診断 0
2・
他疾患との鑑別,     0
3・
断面での部位診断     0
4・
脊髄動静脈奇形の分類   x
5・
栄養血管の同定,     x
導出静脈の同定,      x
6・
血行動態:動静脈瘻の大きさや速さ
             x
7・
動脈瘤や静脈瘤の合併   0
8・
脊髄そのものの変化(虚血性変化,出血,脊髄空洞症の「有無」など)
             x
9・その他
があります。
-------------------------------

の「x」に関する情報がありません。


#6
##1
#5##4
「4・脊髄動静脈奇形の分類   x」は
「胸髄10番の髄内の
脊髄動静脈奇形(AVM)だと診断されました。」との事です
から
 「髄内動静脈奇形,
spinal intramedullary arteriovenous malformation, Type II, III-AVM」
であることが推察されます。

##2
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」の
「 髄内動静脈奇形,spinal intramedullary arteriovenous malformation」
について
簡単にご説明致します。

##3
 過去には,
「 髄内動静脈奇形,spinal intramedullary arteriovenous malformation」

「 髄内動静脈奇形,spinal intramedullary arteriovenous malformation」

「Type II はglomus type,
Type IIIはjuvenile typeのAVM」
と呼称されました。

##4
###1
Type IIは,single feeder, single drainerのことが多いものです。
(「フイーダー:feeder:栄養血管」1本
「ドレイナー:drainer:流出血管」1本)
###2
頚髄に好発し,
多くは脊髄実質内の腹側にある小さなAVMであることが多いものです。

##5
###1
Type IIIは,頻度は低く,
脊髄の横断面を占める程度の大きなAVMであることが多い。
前および後脊髄動脈すべてが関与することが多いものです。
###2
Type IIIは,髄内病変のみならず
硬膜外や脊柱管外にもAVMが存在する場合があります。

###3
静脈の流れる方向は,多くの場合
「caudal, cranial 両方向」=「上下両方向」です

###4
「脊髄硬膜動静瘻,spinal dural arteriovenous fistula, Type I-AVM」
が胸腰部に多いのに比較して,
より高位の脊髄に病変があることが多い若年者に起こり,
出血による突然の背部痛や対麻痺で発症する場合と
徐々に進行する「脊髄自体を圧迫する「病態」:myelopathy」
myelopathyで発症する場合があります。

##6
Type IIの方がType IIIよりも高頻度で出血致します。

非出血発症の場合は,venous hypertensionがmyelopathyの原因である
動脈瘤の合併や導出静脈に静脈瘤が認められることもあります。

妊娠によって症状の悪化と来すこともあります。


#7
##1
「 手術の結果、
「ナイダスの3分の2を塞栓でき(根治は出来なかった)、
心配していた前脊髄動脈への逆流はなく前脊髄動脈は残りました。
静脈圧が下がれば、症状の改善が期待できる。」
と手術直後、主治医から説明を受けました。」
との事です。

##2
上記より。
「御子息様」の
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」

「 髄内動静脈奇形,spinal intramedullary arteriovenous malformation」

「巣:nidus」が「3分の2を塞栓でき(根治は出来なかった)」
との事です。

##3
「巣:nidus」が存在することにより
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」

「 髄内動静脈奇形,spinal intramedullary arteriovenous malformation」
であれば
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
塞栓術以前から
「神経組織への血液循環の虚血効果」による「変化」が
現れていたのではないでしょうか。
これは脊髄MRIに「うつるはず」です。

##4
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
は一般に
「シャント量」という「硬膜動静脈奇形:DAVM」が
「動脈」=>「静脈」に流入している「血流量」
による「神経組織への血液循環の虚血効果」の
「評価」が重要です。
これが
とても重要です。
「「大きさ」ではありません」。

##5
「3分の2を塞栓でき(根治は出来なかった)」との事ですが
術後の「本物の血管撮影」=「カテーテル血管撮影」の結果は
どのようなものでしょうか。

##6
極めて重要なことは
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
では
「動静脈奇形:AVM」が「動脈」=>「静脈」に流入している「血流量」=
「血液のシャント量」の「変化」が
極めて重要です。

##7
「かたち」が「大きい」「ちいさい」ではありません。


#8
##1

 ある専門病院のホームページに
「血管内治療によって根治することが出来ると判断されればこれを選択し、
そうでなければ根治性の高い外科手術を選択しています。
根治に至らない姑息的治療は一時的な症状の改善は得られますが再発を招き病態を
悪化させるため行っておりません。
初期治療において根治性が得られるかどうかが治療方針の上で重要と考えております。」
と書かれていました。
 
 術後、主治医か
「ナイダスの血管は細いのでマイクロカテーテルが奥まで入らないため
NBCAによって完全に塞栓出来なく、3分の1は残った。」
と説明されましたが、このことは結果的には根治出来なかったわけですから、
姑息的治療ではなかったのではないかと疑問に思っています。」
との事です。

##2
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
は極めて難易度の高い「治療戦略」と御経験が必要であり
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##3
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
で「根治」が可能というのは「運が良い場合」であると
思います。
まず「1回では不可能」ではないかと今の私は考えます。


##4
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の「治療戦略」は「病態」により患者さんにより
さまざまです。
「お受けもちの先生」が「最も得意とされる「テクニック」」が
結果的には「最良である」と今の私は考えます。


#9
##1
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
に関しては。

山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html
の「過去の御相談と御回答」から。

##2
2年前に脊髄動静脈奇形の診断。今現在歩行・排泄が困難。
何をするのがベスト?
[2] [2007年 7月 2日 19時 4分46秒]
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/662939127841131.html
を御参照頂けますか。
コピー致します=>「ごらんくださいませ★★★」


#9結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「 長々と述べましたが、
リハビリで果たして症状の改善が期待出来るのかどうかと、
塞栓術以外に再治療としてどんな方法をとれば
よいのか、アドバイス下さい。よろしくお願い致します。」
との事です。

##3
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」

「 髄内動静脈奇形,spinal intramedullary arteriovenous malformation」
であり。

##4
「この血管内手術を行う直前の症状は
左下肢の麻痺(病室まではびっこではあるが歩けた)・
ひどい膀胱直腸障害(尿道カテーテルを挿入しないとは排尿出来ない状態)
に悩まされました。」
との事です。
=>##5

##5
本物の「神経組織への血液循環の虚血による神経組織」の
「本物の「脊髄梗塞」」が発生していた
可能性はあります。

##6
「御子息様」は
まだ「御若い」です。

##7
「リハビリテーション」を重ねるのが最大の「治療戦略」
であるように今の私は考えます。

##8
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
は「「大きさ」ではありません」。

そして
「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」いずれも同じですが。
とりわけ
「 髄内動静脈奇形,spinal intramedullary arteriovenous malformation」
の場合は
「シャント量」という「動静脈奇形:AVM」が
「動脈」=>「静脈」に流入している「血流量」が
「最大の「治療戦略」の指標になる」ことを御銘記下さい。


##9
これは私の考えです。だから間違っているかもしれません。

##10
一刻も早く御相談者の「御子息様」の
「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。

上記あくまでもご参考にまでお留めおきご無事にされて下さいませ。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

-------------------------------
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
に関しては。

山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html
の「過去の御相談と御回答」から。

##2
2年前に脊髄動静脈奇形の診断。今現在歩行・排泄が困難。
何をするのがベスト?
[2] [2007年 7月 2日 19時 4分46秒]
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/662939127841131.html
を御参照頂けますか。
コピー致します=>「ごらんくださいませ★★★」
-------------------------------


++「ごらんくださいませ★★★」++++++++++++++++++++++++

これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。


++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「現時点で臨床症状から脊髄動静脈奇形が疑われる患者さん」
の場合は。

MRIで血管病変が描出されない場合では
「カテーテルによる脊髄血管撮影」が必用であり適応になります。
けれども
また,「脊髄動静脈奇形」は「造影する血管の数がとても多い」という
特徴=難点があります。

だから
検査が長時間になり不十分な血管造影で終わることもあります。

よって
「カテーテルによる脊髄血管撮影」を「2回にわける」
「「セカンドルック検査」:second-look examination」
によるカテーテルによる脊髄血管撮影」も行われます。

繰り返し超選択的造影を行う方が
解剖学的な理解がしやすい場合もあります。
これは「カテーテルによる脊髄血管撮影」の
失敗ではないのです。

「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の治療において外科的治療とならび
「血管内治療」が重要な治療法でもあります。


「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の「診断戦略」の観点からも「治療戦略」の観点からも
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の検査法で
「カテーテルによる脊髄血管撮影」はgold standardと
今の私は考えます。

御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「御主人様」は
「カテーテルによる脊髄血管撮影」をいまだ
施行されてはいないのではないでしょうか。

もしもCT・MRIで
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の診断がつき。
そして
今現在
「カテーテルによる脊髄血管撮影」がおこなわれていないのであれば
「手術」による「治療戦略」も。
「血管内手術」による「治療戦略」も
全く方法論的に「不可能」です。


「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
を構成する
「止めるべき動脈」=「栄養血管:feeder:feeding artery」
「とめるべき静脈」=「流出静脈:drainer:draining vein」
「摘出すべき本体」=「巣:nidus:ナイダス:ニーダス」

「血管情報」がないからです。

お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

「カテーテルによる脊髄血管撮影」を
行われるご相談をされて積極的な「治療戦略」に
進まれる「判断時期」と今の私は考えます。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++++

#1
##1
「○○県在住の○○と申します。
突然で失礼かと存じますが、
ご相談させていただけないでしょうか。

夫(31歳)が「脊髄動静脈奇形」という病名で、
先天性のものであることは2年ほど前に診断を受け、
知りました。

髄内に、複雑に絡まった塊状の血管があり、
神経を圧迫して下肢が不自由な状態です。

私の記憶では3年ほど前までは、寝ているときに
痙攣を起こすのが気になるものの
生活にはそんなに支障なく、走ることもできていました。

今はだいぶ、歩行・排泄が困難になっています。
手術はリスクを伴う上、万全の対策はないとのことで、
現在経過を見るだけにとどまっています。

こういった症例で
手術が成功した例はあるのでしょうか?

また、手術ができないとしても、
有効なリハビリ方法はあるのでしょうか?

お忙しいことと思いますが、
先生のご意見お待ちしています。」
との事です。

#2
##1
まずは「脊髄動静脈奇形」という「病態」について
簡単に御説明致します。

##2
「脊髄動静脈奇形」は病態の解明が1990年ころから
著明に球速に進歩致しました。

##3
それまで不明だった
「脊髄動静脈奇形」の治療なし経過観察の場合
どのような経過で「症状・症候」が変遷するか。
=>
「脊髄動静脈奇形」の
「natural hitory:ナチュラルヒストリー」=
「自然歴:しぜんれき」(といいます)。

##4
「脊髄動静脈奇形」は
病態名称としては
「脊髄動静脈奇形」よりも「脊髄動静脈短絡」が
病態としては正しいと考えられるようにも
なっています。

##5
けれどもやはり
「脊髄動静脈奇形」=
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
のほうが通りは
宜しいので。「
脊髄動静脈短絡:spinal arterio-venous shunt:sAVS」
という病名用語は強いて用いられません。

##6
このように「脊髄動静脈奇形」の「病態概念」は
「ずいぶんと解明されたけれども」。

##7
「脊髄動静脈奇形」が
今も昔も「大変困難な病気」であることは
何ら変わりが御座いません。

##8
「脊髄動静脈短絡:spinal arterio-venous shunt:sAVS」
には有名な


#3
##1
Di Chiroという「脳神経外科専門医」の
「脊髄動静脈奇形」分類は
古典的にも今も「有名」で御座います。
##2
###1
juvenile type
###2
glomus type
###3
single-coiled type
##3
「脊髄動静脈奇形」をDi Chiro(デイ・キロ)
という「脳神経外科教授」は
上記「3型」に分類致しました。
##4
現在のCT・MRIとりわけ「脊髄MRIによる分類」
でもDi Chiro分類は「重要であり」「大活躍」しています。


#4
##1
今現在の「脊髄動静脈短絡:spinal arterio-venous shunt:sAVS」
の分類法としては。
###1
1. 脊髄硬膜動静瘻,spinal dural arteriovenous fistula, Type I-AVM
(#3参照)

###2
2. 髄内動静脈奇形,
spinal intramedullary arteriovenous malformation, Type II, III-AVM
(#3参照)

過去には,Type II はglomus type,
Type IIIはjuvenile typeのAVMと言われました。

Type IIは,single feeder, single drainerのことが多く頚髄に好発し,
多くは脊髄実質内の腹側にある小さなAVMであることが多い。

###3
3. 硬膜内傍脊髄動静脈瘻,
spinal perimedullary arteriovenous fistula, Type IV-AVM

Type IV-AVMとして報告されたextramedullary AVFです。
脊髄の表面でシャントをつくり,
稀にクモ膜下出血を起こすが,
多くはvenous hypertensionによって進行性の脊髄症状を呈します。
また動脈瘤の合併や拡張した静脈が静脈瘤を形成し
脊髄を圧迫して症状を出す場合もあります。
性差はなく20-30歳台に好発する.
外傷が原因と考えられる症例のあるが詳細は不明です。

###4
4. 傍脊柱動静脈瘻・動静脈奇形,
paraspinal arteriovenous fistula/malformation

脊柱管外の筋肉,神経孔,傍脊椎部,硬膜外腔などに
存在する動静脈瘻,動静脈奇形です。
シャントした血流により静脈が拡張し
これにより様々な症状を呈します。


##2のように
「4分類」がなされます。

#5
##1
「私の記憶では3年ほど前までは、寝ているときに
痙攣を起こすのが気になるものの
生活にはそんなに支障なく、走ることもできていました。

今はだいぶ、歩行・排泄が困難になっています。
手術はリスクを伴う上、万全の対策はないとのことで、
現在経過を見るだけにとどまっています。

こういった症例で
手術が成功した例はあるのでしょうか?

また、手術ができないとしても、
有効なリハビリ方法はあるのでしょうか?

お忙しいことと思いますが、
先生のご意見お待ちしています。」
との事です。

##2
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
を「治そうとすれば」
「本物の血管撮影」が必要不可欠です。

##3
病変の存在診断のみであればMRIは有用です。
けれども,
「実際の治療」をするに当たり
「カテーテル血管撮影」なしで
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の分類と「栄養血管や導出静脈の
同定を行うこと」は全く不可能です。

##4
すなわち
「脊髄動静脈奇形」の「存在」による
脊髄実質の変化の描出はMRIでないと不可能である。
そして
一方では
「小さな動静脈シャント」はCT・MRIには全く映らず
「カテーテルによる脊髄血管撮影」でないと描出できません。

##5
この意味でMRIと「カテーテルによる脊髄血管撮影」
は「2大柱」な役割があります。

#6
##1
「現時点では,臨床症状から脊髄動静脈奇形が疑われる患者さん」
の場合は
MRIで血管病変が描出されない場合では
「カテーテルによる脊髄血管撮影」が必用であり適応になります。

##2
また,「脊髄動静脈奇形」は「造影する血管の数がとても多い」という
特徴があります。

##3
検査が長時間になり不十分な血管造影で終わることもあります。
だから「カテーテルによる脊髄血管撮影」を「2回にわける」
「「セカンドルック検査」:second-look examination」
によるカテーテルによる脊髄血管撮影」も行われます。

##4
繰り返し超選択的造影を行う方が
解剖学的な理解がしやすい場合もあります。

##5
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の治療において外科的治療とならび
「血管内治療」は重要な治療法でもあります。

##6
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の「診断戦略」の観点からも「治療戦略」の観点からも
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の検査法で
「カテーテルによる脊髄血管撮影」はgold standardと
今の私は考えます。


#7
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「御主人様」は
「カテーテルによる脊髄血管撮影」をいまだ
施行されてはいないのではないでしょうか。

##2
もしもCT・MRIで
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の診断がつき。

##3
そして
今現在
「カテーテルによる脊髄血管撮影」がおこなわれていbないのであれば
「手術」による「治療戦略」も。
「血管内手術」による「治療戦略」も
全く方法論的に「不可能」です。

##4
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
を構成する
「止めるべき動脈」=「栄養血管:feeder:feeding artery」
「とめるべき静脈」=「流出静脈:drainer:draining vein」
「摘出すべき本体」=「巣:nidus:ナイダス:ニーダス」

「血管情報」がないからです。

##5
「カテーテルによる脊髄血管撮影」は大変ですから
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

#8結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載から
「御主人様」の
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の「画像診断」のCT・MRIは行われていることは
よく判ります。

##3
けれども
確実な
「カテーテルによる脊髄血管撮影」が行われては
いないのではないでしょうか。

##4
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##5
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
を構成する
「止めるべき動脈」=「栄養血管:feeder:feeding artery」
「とめるべき静脈」=「流出静脈:drainer:draining vein」
「摘出すべき本体」=「巣:nidus:ナイダス:ニーダス」

「血管情報」がなければ
外科的な「治療戦略」は全く不可能です。

##6
この点につき
「お受けもちの先生」とよく相談されるべき時期であると
今の私は考えます。

##7
一刻も早く御相談者「御主人様」
の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。

御幸運を心より御祈り申し上げます。


上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。


何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2007年7月2日 19時4分46秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: 匿名希望   
○○県在住の○○と申します。
突然で失礼かと存じますが、
ご相談させていただけないでしょうか。

夫(31歳)が「脊髄動静脈奇形」という病名で、
先天性のものであることは2年ほど前に診断を受け、
知りました。

髄内に、複雑に絡まった塊状の血管があり、
神経を圧迫して下肢が不自由な状態です。

私の記憶では3年ほど前までは、寝ているときに
痙攣を起こすのが気になるものの
生活にはそんなに支障なく、走ることもできていました。

今はだいぶ、歩行・排泄が困難になっています。
手術はリスクを伴う上、万全の対策はないとのことで、
現在経過を見るだけにとどまっています。

こういった症例で
手術が成功した例はあるのでしょうか?

また、手術ができないとしても、
有効なリハビリ方法はあるのでしょうか?

お忙しいことと思いますが、
先生のご意見お待ちしています。
Monday, July 02, 2007 12:43 AM

[2007年7月2日 12時43分48秒]

「ごらん下さいませおわりおわり★★★」
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。


[2008年1月6日 15時49分58秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: 匿名希望   
山本先生
 
 私の息子(36歳)は6~7年前から両下肢の痺れ・便秘・排尿に
時間が掛かる等の症状を訴え、整体等での治療を
続けましたが効果がありませんでした。

最近になって病院でのMRI及び血管造影検査の結果、胸髄10番の髄内の
脊髄動静脈奇形(AVM)だと診断されました。
 
 昨年の12月中頃、ある病院の脳神経外科に入院期間4日間の予定で入院し、
マイクロカテーテルによるNBCAを用いた塞栓術を行いました。
この血管内手術を行う直前の症状は
左下肢の麻痺(病室まではびっこではあるが歩けた)・
ひどい膀胱直腸障害(尿道カテーテルを挿入しないとは排尿出来ない状態)
に悩まされました。
 
 勿論、手術前には主治医からリスク
(NBCAが前脊髄動脈へ逆流し両下肢麻痺の悪化・
NBCAが静脈へ流れ脊髄出血の原因になる・血管の穿孔によるくも膜下出血)
の説明は受けましたが、症状の改善を期待して手術に同意しました。

主治医から外科手術の方が塞栓術よりももっとリスクが高いので、
塞栓術の方を選択したと言う説明はありました。
 
 手術の結果、
「ナイダスの3分の2を塞栓でき(根治は出来なかった)、
心配していた前脊髄動脈への逆流はなく前脊髄動脈は残りました。
静脈圧が下がれば、症状の改善が期待できる。」
と手術直後、主治医から説明を受けました。

術後まもなく1ケ月になろうとしていますが、
手術直後から左下肢が手術前より動かなくなり立つことも歩くことも出来ません。
膀胱直腸障害も全く改善されず
尿意がないため間欠的自己導尿に頼っています。
便は座薬や浣腸をしないと自力では出せません。
 
 ある専門病院のホームページに
「血管内治療によって根治することが出来ると判断されればこれを選択し、
そうでなければ根治性の高い外科手術を選択しています。
根治に至らない姑息的治療は一時的な症状の改善は得られますが再発を招き病態を
悪化させるため行っておりません。
初期治療において根治性が得られるかどうかが治療方針の上で重要と考えております。」
と書かれていました。
 
 術後、主治医か
「ナイダスの血管は細いのでマイクロカテーテルが奥まで入らないため
NBCAによって完全に塞栓出来なく、3分の1は残った。」
と説明されましたが、このことは結果的には根治出来なかったわけですから、
姑息的治療ではなかったのではないかと疑問に思っています。
 
 長々と述べましたが、
リハビリで果たして症状の改善が期待出来るのかどうかと、
塞栓術以外に再治療としてどんな方法をとれば
よいのか、アドバイス下さい。よろしくお願い致します。


Sunday, January 06, 2008 1:10 PM
 

[2008年1月6日 13時10分13秒]


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