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東京 都 世田谷 区 山本クリニックの美容外科はレーザー治療・レーザー外科が専門です。
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御心配でしょう。御気持ちは大変よく判ります。


++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「形成外科」というより「美容外科」的な
「治療戦略」を希望されているように
考えられます。

「形成外科」と「美容外科」は
異なります。
極めて判りやすくいえば
「形成外科」は「表皮クロージング:epithelial closure」
と「真皮のレベル」をしいて分類しません。
「皮膚」として考えます。
=>
「美容外科」では
「表皮外科」とは皮膚の最上層の薄い「表皮」を対象に行なわれるもの。
「真皮外科」とは「結合組織」や「毛細血管拡増殖」を対象に行なわれるもの。
をそれぞれにわけて考えます。
=>
ゆえに「傷痕」を綺麗にするためには
「美容外科」の「範疇(カテゴリー)」になるともいえます。

「詳細な所見」不明で御回答限界でも御座います。
けれども「可能な範囲内で」御回答を試みます。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++++

 

#1
##1
「山本博昭先生
 
はじめまして、私は22歳、女性です。
匿名希望で申し訳ないのですが、
抜糸後の治療について質問させてください。

私は7月の終わりに階段の手すりに側頭部をぶつけ、
耳たぶが裂けてしまい、整形外科で表と裏合わせて11針縫い、
8月の頭に抜糸しました。

傷は軟骨を超えて内側まで縫いました。

その抜糸後、1回の診察で通院は終了しました。

私は以前にも縫合した経験があり、
その時には傷が残らないようにということで
軟膏などの薬をもらったそうです。

ネットなどで調べた結果でも、
抜糸後の治療をしている病院を見つけたので、
とりあえず近くの病院の形成・美容外科に紹介状を
書いていただき行ったのですが、

今の段階でする治療はないので、紫外線に当てないように
気をつけてとりあえず時間に任せなさいと言われました。

今の時期に傷跡が
なるべく残らないようにする治療はないのでしょうか?
ないのならば、自分で何かできることはないのでしょうか?

今の時期汗が傷にしみたりしているのですが、
消毒などはしなくても平気なのでしょうか?

長々とすみませんが、
お答えよろしくお願いいたします。」
との事です。

 

 

#2
##1
ご災難であったと存じます。

##2
耳たぶは左右あります。
左右のどちらの「耳たぶ」に「裂傷」を負われたのか
御記載がありません。

##3
また
「今の時期に傷跡が
なるべく残らないようにする治療はないのでしょうか?
ないのならば、自分で何かできることはないのでしょうか?

今の時期汗が傷にしみたりしているのですが、
消毒などはしなくても平気なのでしょうか?」
との事です。
=>##4

##4
「縫合線痕」の「傷痕」に「汗がしみる」ことは
判りました。

##5
けれども
「縫合線痕」が今現在「何色」であり「何cmx何cm」で
陥没しているのか
或は「隆起」しているのか
今現在の「縫合線痕」の「症状・症候」の御記載がなく
当惑しております。

##6
「縫合線痕」の「傷痕」の性状の御記載ないと
「「今の時期に傷跡が
なるべく残らないようにする治療はないのでしょうか?
ないのならば、自分で何かできることはないのでしょうか?」

「「傷痕」をのこさにようにすべき」
「傷痕」が「いかなる状態であるのか」「症状・症候」が
「判断不可能」なので
当惑致しております。

 

 

 


#3
##1
「ネットなどで調べた結果でも、
抜糸後の治療をしている病院を見つけたので、
とりあえず近くの病院の形成・美容外科に紹介状を
書いていただき行ったのですが、」の
「形成外科専門医先生」の。
=>

1・
今の段階でする治療はないので
2・
紫外線に当てないように気をつけて
3・
とりあえず時間に任せなさいと言われました。」

御相談者の「傷痕」の唯一の情報源です。

##2
「形成外科専門医先生」は
「紫外線:UV」に対する「サンスクリーン(UVカット)」
を指示されていらっしゃいます。

##3
だから
御相談者の「縫合線痕」は「理由は推察すらできません」が
「紫外線:UV」による「色素沈着」を
きたす可能性のある「縫合線痕」であると
考えます。

##4
「今の段階でする治療はないので
・略・
とりあえず時間に任せなさいと言われました。」
との事です。
=>##5

##5
1・
「今の段階でする治療はない・・略・」
=>
「形成外科専門医先生」は「形成外科」
としては
「今の段階でする治療はない・・略・」

##6
形成外科的には
「切開縫合」から「間もない」ので
「なりゆきをみましょう」ということでしょう。

 

 


#4
##1
ここで御相談者の御相談内容要旨御記載から
上記にも御記載致しましたが
御相談者の今現在の「切開縫合」の「傷痕」が
いかなる状況・「症状・症候」であるのかは
全く御記載がなく推測すらもできません。
またよって当然のことながら

##2
けれどももしかしたら
御相談者は
「形成外科」を「美容外科」と混同されている?
或は間違われている可能性があります。
御相談者の「切開縫合」の「縫合線痕」を綺麗に
したいは。
「形成外科」ではなく「美容外科」の「範疇(カテゴリー)」
です。

##3
「とりあえず近くの病院の形成・美容外科に紹介状を
書いていただき行ったのですが、」

「お受けもちの先生」の「御診断」は
「形成外科先生」としてのものでしょうか。
それとも
「美容外科先生」としてのものでしょうか。

##4
「美容外科」の分野であれば「傷痕」の急性期でも
することは沢山あるような気が致します。

 

 

 

#5
##1
「今の時期に傷跡が
なるべく残らないようにする治療はないのでしょうか?
ないのならば、自分で何かできることはないのでしょうか?

今の時期汗が傷にしみたりしているのですが、
消毒などはしなくても平気なのでしょうか?」
=>
とりあえずは。

##2
1・
表皮の保湿・
=>保湿クリーム


2・
表皮の「オープンテクニック」をキープする。
「クローズドテクニック」或は「ガーゼドレッシング」
は間違ってもしない。
=>
「傷痕」を
「軟膏=ワセリン・ベース=「吸水性軟膏;きゅうすいせいなんこう」」*
などで「間違ってもカバーしたりしない」。

=>
「クローズドテクニック」或は「ガーゼドレッシング」など
してはいけない。


「軟膏=ワセリン・ベース=「吸水性軟膏;きゅうすいせいなんこう」」=俗にいう「軟膏」
「親水性難航:しんすいせいなんこう」=俗にいうクリーム
と「2種類の外用薬」が「基剤(マトリックス)」により
分類されます。

3・
外用の抗生剤は一切用いない。

4・
サンスクリーン(UVカット)の使用或は
「Bleaching cream therapy:漂白治療」=「ブリーチング・セラピー」
の必要性の「有無」。

5・
「Bleaching cream therapy:漂白治療」=「ブリーチング・セラピー」

1・「ハイドロキノンクリーム:hydroquinone cream」
2・「トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)クリーム:tretinoin cream」
の「2種類」があります。

6・
その他・です。


##3
「形成外科」と「美容外科」は
異なります。
極めて判りやすくいえば
「形成外科」は「表皮クロージング:epithelial closure」
と「真皮のレベル」をしいて分類しません。
「皮膚」として考えます。
=>##4

##4
「美容外科」では
「表皮外科」とは皮膚の最上層の薄い「表皮」を対象に行なわれるもの。
「真皮外科」とは「結合組織」や「毛細血管拡増殖」を対象に行なわれるもの。
をそれぞれにわけて考えます。
=>##5

##5
##4ゆえに「傷痕」を綺麗にするためには
「美容外科」の「範疇(カテゴリー)」になるともいえます。

 

 

 


#6結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「縫合線痕」の「症状・症候」の御記載がなく
詳細な「治療戦略」を考えることは困難です。

##3
けれども
「形成外科」と「美容外科」の
何れかの「範疇(カテゴリー)」の観点からの
「傷痕」の「ケア」を考えると
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「美容外科」的な「治療戦略」を希望されているように
思えます。

##4
なにぶんに
「詳細な所見」不明で御回答限界でも御座いました。
けれども「可能な範囲内で」御回答を試みました。

##5
このような御回答しか出来ません。申し訳ございません。
この御回答が何がしかのお役に立てば何よりで御座います。

##7
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。

 

 

 


上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。

 


何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

 

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2007年8月26日 15時55分33秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: 匿名希望   
山本博昭先生
 
はじめまして、私は22歳、女性です。
匿名希望で申し訳ないのですが、
抜糸後の治療について質問させてください。

私は7月の終わりに階段の手すりに側頭部をぶつけ、
耳たぶが裂けてしまい、整形外科で表と裏合わせて11針縫い、
8月の頭に抜糸しました。

傷は軟骨を超えて内側まで縫いました。

その抜糸後、1回の診察で通院は終了しました。

私は以前にも縫合した経験があり、
その時には傷が残らないようにということで
軟膏などの薬をもらったそうです。

ネットなどで調べた結果でも、
抜糸後の治療をしている病院を見つけたので、
とりあえず近くの病院の形成・美容外科に紹介状を
書いていただき行ったのですが、

今の段階でする治療はないので、紫外線に当てないように
気をつけてとりあえず時間に任せなさいと言われました。

今の時期に傷跡が
なるべく残らないようにする治療はないのでしょうか?
ないのならば、自分で何かできることはないのでしょうか?

今の時期汗が傷にしみたりしているのですが、
消毒などはしなくても平気なのでしょうか?

長々とすみませんが、
お答えよろしくお願いいたします。
 
Saturday, August 25, 2007 10:30 AM

[2007年8月25日 10時30分2秒]

 

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